桜の色が白くなったと感じる3つの理由
春の彩りとして多くの人に愛される桜ですが「昔に比べて桜の色が白くなった(薄くなった)」と聞くことがあります。
桜は本当に昔より白くなっているのでしょうか?理由を調べ、検証してみました。
【1】記憶色による色の記憶ちがい
桜の色の変化についてまず思い当たるのが記憶色の影響です。記憶色とは、特定のものに対して人が記憶しているイメージとしての色で、実際の色とずれていることがあります。
その色のずれの代表的なものが桜の色です。
桜のイラストと写真の色のちがい
桜のイラストは大抵、きれいなピンクで色付けされています。
桜のイメージ通りですしとても自然に感じますね。これが記憶色です。
一方、日本の代表的な桜であるソメイヨシノ(染井吉野)の写真を見てみると、実際の花びらは少しピンクがかった白です。
室内で見るとティッシュの色とほとんど変わりません。
記憶色では大抵、実際の色より鮮やかできれいなイメージが記憶されています。
桜の実際の色はピンクがかった白。しかし記憶している色はきれいなピンク色。
こうやって毎年、桜の花が白くなったなぁと感じる傾向があります。
ちなみに、白い桜ではきれいに感じない人が多いため、商業用の桜の写真は「ピンクを強く」加工されていることがほとんどです。
【2】土地や桜の種類のちがい
一口に桜といっても実は600ほどの種類があり、種類によって花の色がちがいます。街中でよく見るソメイヨシノは白っぽいですが、大山桜や枝垂桜はとてもきれいなピンク色の花を咲かせます。
一般に平地の桜よりも山間部の桜の方が色が濃くなるようです。
過去に見たきれいな桜の色の印象が強いと、日常的に目にするソメイヨシノは白っぽく感じますね。
【3】気候、樹齢、木の健康状態によるちがい
桜のように短期間で咲いて散る植物は気候の影響を強く受けます。桜の場合、冬が寒かった年は色が濃くなる傾向にあります。
最近は…昔に比べて暖冬ですね。気候の影響で桜の色は実際に白くなっているのかもしれません。
また桜は、若くて健康的な木の方が色の濃い花を咲かせるそうです。今回調べた中でも木の健康状態を心配している声があり、環境が木に与えている影響が気になりました。
酸性雨の影響で白くなった?
桜が白くなったと感じている人はけっこう多いみたいで「酸性雨の影響だ!」という意見もありました。しかし酸性雨説は専門家の間では否定的なようです。
桜の色はいつもちがう
毎年同じように見ているつもりの桜も、イメージや場所、気候、木の健康状態などにより色が変わることがわかりました。また、ソメイヨシノは咲き始め~散り際にかけても花の色が変わるので、実際には刻一刻とちがう色を見せています。
漠然と見ているだけでは気づかない色の魅力が桜にもあります。
今年も各地で桜が咲き始めましたね。
今日の桜はどんな色に見えるでしょうか。
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