色で変わる「朝顔/アサガオ」の花言葉
夏の風物詩である朝顔(アサガオ)は、日本で最もポピュラーな園芸植物のひとつです。
小学生の時に育てた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そんなアサガオの代表的な花言葉は「はかない恋」。
朝に咲いて、昼頃にはしおれてしまうアサガオの特徴に由来する花言葉です。
その一方で、ツルをしっかりと支柱に絡ませる姿から「固い絆」という花言葉もアサガオにはあります。
それでは、色で変わるアサガオの花言葉を紹介しましょう。
朝顔(アサガオ)の豆知識
アサガオは奈良時代、遣唐使によって中国から伝わったのがはじめといわれます。
アサガオの「種」には下剤や利尿の作用があり、薬用植物として日本に持ち込まれました。
この頃のアサガオは花の色も薄く、観賞用としては広まりませんでした。
その後、アサガオは江戸時代に大きなブームとなったことをきっかけに、品種改良が繰り返され、現在のように鮮やかで変化に富んだ観賞用の園芸植物として人気の花となりました。
アサガオには「牽牛子(けんごし)」という別名があります。
これは、アサガオが伝わった当時、高価だったアサガオの種が手に入ると、牛を牽いて(ひいて)お礼に行った・牛と交換したことに由来します。
アサガオの種には、種皮の白い「白丑(はくじゅう)」と種皮の黒い「黒丑(こくじゅう)」があり、今でも下剤や利尿の作用のある生薬として漢方に使われます。
実はアサガオは「ヒルガオ科サツマイモ属」の植物です。
さつまいも!?と思いますが、実はさつまいももアサガオとよく似た花を咲かせます。
青色のアサガオの花言葉
花言葉は「はかない恋、短い愛」
奈良時代に伝わったアサガオの花は薄い青色だったそうです。アサガオは七夕の頃に咲くことから、アサガオの咲いた日は、年に一度、彦星と織姫が出会えた縁起の良い日といわれます。そういえば彦星と織姫の伝説もはかない恋の物語ですね。
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紫色のアサガオの花言葉
花言葉は「冷静、平静」
赤と青の混ざった色であり、心身のバランスを整える紫色のアサガオには「冷静」という花言葉があてられています。
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白色のアサガオの花言葉
花言葉は「固い絆、あふれる喜び」
アサガオのツルの特徴に由来する「固い絆」の花言葉は、白いアサガオにあてられています。純粋無垢な白のイメージからかもしれませんね。
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