色で変わる「百合/ユリ」の花言葉
堂々とした姿と、芳醇な香りが特徴的な百合(ユリ)は、アジアを中心とした北半球に分布する、世界中で愛される花です。
特に日本には、大きさ・色・香りなど、高品質のユリがたくさんあり、日本は「ユリの王国/ユリの宝庫」と呼ばれます。
そんなユリの代表的な花言葉は「純潔」。
堂々とした花姿から「威厳」という花言葉ももちます。
百合(ユリ)の豆知識
ユリは西洋では古くから、紋章や装飾のモチーフに使われており、キリスト教とも関わりの深い花です。
キリスト教では白いユリ(マドンナリリー)は聖母マリアを象徴する花で、「純潔」のシンボルとされており、ユリの花言葉の由来となっています。
日本には、女性の美しさを表す「立てば芍薬(シャクヤク)、座れば牡丹(ボタン)、歩く姿は百合(ユリ)の花」という言葉があります。
風に揺れると美しいユリの花を「歩く姿」になぞらえており、揺れると美しいユリの姿は「ユリ」の名前の由来とも言われます。
ちなみに西洋では、「バラ・ユリ・スミレ」を花のトリオと呼び、バラは「美」を、ユリは「威厳」を、スミレは「謙虚・誠実」を表しています。
それでは、色で変わるユリの花言葉を紹介しましょう。
白色のユリの花言葉
花言葉は「純潔、威厳」
白いユリはウェディングドレスとの相性がよく、結婚式や花嫁がもつブーケに人気の花です。白いユリの花言葉は「純潔」。花言葉も結婚式にぴったりですね!
純白の大輪の花を咲かせるカサブランカは「ユリの女王」と呼ばれます。
【関連】白色の花の花言葉
赤色のユリの花言葉
花言葉は「虚栄心」
キリストが十字架に架けられたとき、多くの花が首を垂れる中で、ユリだけは自分の美しさがキリストの慰めになると思い込み頭を上げていました。
しかしキリストに見つめ返され、自分が思い上がっていたことに気づき、赤くなって下を向いた…という逸話から、赤のユリの花言葉は「虚栄心」となりました。
【関連】赤色の花の花言葉
オレンジ色のユリの花言葉
花言葉は「華麗、愉快、軽率」
【関連】オレンジ色の花の花言葉
黄色のユリの花言葉
花言葉は「偽り、陽気」
【関連】黄色の花の花言葉
ユリにはオレンジや黄色の花もありますが、白のユリの花言葉とは全く印象が異なりますね。
ユリは一輪だけでも美しく香りもいいため、贈り物としても人気があります。
しかし、香りが強いため、病院などのお見舞には避けた方がいい花です。
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