「肌色」がクレヨンや色鉛筆から消えています
30歳以上の人には信じられないかもしれませんが、最近のクレヨンには「肌色」がありません。
クレヨンだけでなく、色鉛筆や絵の具からも肌色が消えています。
肌色が消えたのは2000年頃
実は国際化が進んだ1900年代の終わり頃から「あの色を肌色というのは差別だろう」という風潮が高まりました。
ここでは肌色が人種差別にあたるのかには触れませんが、気になる方は「肌色 差別」などで検索してみてください。
とにかく、その風潮に配慮した大手のメーカーが2000年頃から、クレヨンや色鉛筆や絵の具に「肌色」という名称を使わなったのです。
肌色→「うすだいだい・ペールオレンジ」に改名
もちろん、あの色が消えたわけではありません。それまで肌色と名づけられていた色は「うすだいだい」や「ペールオレンジ」と呼ばれるようになりました。
しかしこの新しい色名、改名から10年近く経っているのに、なかなか浸透していませんね。
肌色世代としてはなんとなく違和感があるのも確かです。
なんかもっといい名前ないかな~
フェリシモの500色の色鉛筆では肌色っぽい色に「ポンパドゥール夫人の笑顔」と名付けられていました。
まとめ
周りの意見を聞いてみると、今の小さい子どもたちも「肌色」と呼んでいるようです。周りの肌色世代の大人達が肌色と呼んでいるからでしょうか。
小さな子どもたちにとってクレヨンに書かれた色の名前なんて関係がありませんね。色の名前が変わっていた不思議な色のお話でした。
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