緋色(ひいろ)の色見本

緋色(ひいろ)の色見本・カラーコード

~ 日本の伝統色「赤系の色」~

緋色の色情報
色名・由来・カラーコード

色の名前緋色
読み / 綴りひいろ
由来 / 概要茜の根で染めた色
系統色名st-yR (強い黄みの赤)
マンセル値7.5R 4.5/11
webcolor#db4f2e
RGB R(赤):219 
G(緑):79 
B(青):46
CMYK C(シアン):0 
M(マゼンタ):80 
Y(イエロー):80 
K(ブラック):10

緋色(ひいろ)

日本には古来より赤色の染料として、茜・紅花・蘇芳の三種が用いられてきました。

この内、茜の根で染めたものを緋色とよびます。

元来、赤(あか)と緋(あけ)は同じ意味で、太陽や火の色を表します。

緋色は火をイメージさせることから「火色(ひいろ)」ともよばれます。

また、「火」を「思ひ」の「ひ」とかけて「思ひの色」ともよばれます。熱い情熱を連想させる色です。

浅緋・深緋・紅緋・猩々緋

色合いの浅い緋色を「浅緋」、深い緋色を「深緋」といいます。他にも、「紅緋」「猩々緋」などバリエーションの多い伝統色です。

緋色は英語では「スカーレット」といいます。

関連する色・類似色

浅緋(あさひ): くすんだ黄みの赤
深緋(ふかひ): 暗い黄みの赤
紅緋(べにひ): 鮮やかな黄みの赤
猩々緋(しょうじょうひ): 鮮やかな黄みの赤

世界の緋色(スカーレット)の呼び方

緋色(ひいろ): 強い黄みの赤
スカーレット(Scarlet): 鮮やかな黄みの赤
エカルラート(Écarlate): 鮮やかな黄みの赤

主な参考文献

前作「色の名前事典507」に新たに12色が加わり519色になりました。RGBやCMYKなどの値も少し変わっています。