色彩ワークとは ~色をとおした癒やしと自己理解~
色彩ワークとは
色彩ワークとは、色をとおして心を癒やしたり、自己理解を深めたり、人とのコミュニケーションを活性化するワークショップです。
自分らしさや心の状態は、案外、自分ではわかりにくいものです。
しかし、人が色を選ぶとき、選んだ色には驚くほどに、その人の本質や心の状態が表れています。
色彩ワークでは、選んだ色から心の状態を読み解き、自己理解を深めることができます。
また、そのままでは言葉にしにくい、自分の本質・感情・目標なども、色をとおすとスムーズに表現できるようになります。
そして一番大切なのは、心のままに色を使うこと自体が、心のバランスを整え、人生を豊かにし、自分らしく生きる自己実現につながることです。
色彩ワークの種類
カラーセラピー・カウンセリング
カラーセラピーは色を使ったセラピー全般を指しますが、「オーラソーマ」のように選んだ色の意味から、心の状態や課題を読み解いて、セラピーにつなげるものが一般的です。
(オーラソーマのカラーボトル)
また、オーラソーマのような特別なボトルを使わなくても、シンプルな色のカードを使ったカウンセリングもあります。
こちらの「12色セラピー」(アクティブ・カラーセラピー)では本に付属の12色のカードを使って、自分自身でワークをすすめることができます。
アートセラピー系(絵手紙・絵日記・スケッチなど)
テーマを決めて絵を描いたり、自由に作品を作って自分自身を表現するワークで「アートセラピー」ともいいます。
アートといっても難しいものではありません。絵を描く目的は人それぞれですが、色彩ワークでは上手に描くことが目的ではないからです。
こちらの絵手紙のように、カラー筆ペンを使って、ハガキサイズのアートを気軽に楽しめるワークもあります。
絵日記やスケッチのように、日々の出来事を記すことで気分転換になったり、心が整理されて自分の夢や目標に気づく効果があります。
by スケッチジャーナル 自分の暮らしに「いいね!」する創作ノート
気軽に色を使い、習慣にしていくのに、絵日記は最高の方法です。こちらの本ではスケッチジャーナルとよんでいます。
自分に起こったできごとをノートに書くことで心が整理されたり、何気ない一日が豊かなものだと気づいたり、絵日記を書くために外出するのが楽しくなったり、絵日記をSNSにアップして交流を広げたりと、良いことがたくさんあります。
グループワーク
数人でのグループワークでも色を使ったワークができます。
例えば自己紹介のときに自分を色で表現したり、特定の色から連想することを発表し合ったりすることで、単純な自己紹介では見ることができない一面を知るきっかけになります。
同じ色でも、その色から引き起こされる記憶や感情は人それぞれです。グループワークを通して互いを理解し、心の交流を深める効果があります。
色彩ワークで使う道具・画材
画材は何でもいいのですが、扱いやすく保管もしやすいのは色鉛筆やカラーペンです。特に水彩色鉛筆は、色鉛筆としても水彩としても使えるのでおすすめです。
参考文献・おすすめ商品
→ 他にも参考書籍・おすすめの本で紹介しています。