色で変わる「向日葵/ヒマワリ」の花言葉
黄色くて大きい太陽のようなヒマワリの花は、夏を代表する人気の花のひとつです。
ヒマワリの一般的な花言葉は「私はあなただけを見つめる・愛慕・崇拝・あこがれ・情熱・光輝」ですが、花の色や大きさによって花言葉が変わります。
向日葵(ヒマワリ)の豆知識
ヒマワリの原産地は北米と考えられており、コロンブスの新大陸発見後にヨーロッパに持ち込まれました。当時はヒマワリの花姿から「インディアンの太陽の花」「ペルーの黄金の花」と呼ばれていました。日本に伝わったのは17世紀になってからです。
私はあなただけを見つめる
ヒマワリの花言葉の由来のひとつは、
常に太陽の方に向かう「向日性」を持つことです。
ヒマワリというと常に太陽の方を向いているイメージがありますね!しかし実は、それは花がさく前の成長期だけの性質で、立派な花が咲いたヒマワリはほとんど東を向いています。
そしてもうひとつ。
ヒマワリの花言葉の由来とされる悲しいお話がギリシャ神話にあります。
太陽神アポロンに恋をした水の女神クリュティエ。しかしそれは決して叶うことのない片思いの恋でした。クリュティエは空を駆けるアポロンを毎日泣きながら見つめていました。やがて彼女の足は地面に根をはり、顔は花となり、ヒマワリに変わってしまったというお話です。
黄色のヒマワリの花言葉
花言葉は「願望・未来をみつめて など」
黄色のヒマワリには品種や大きさによって細かな花言葉がつけられています。
・サンリッチレモンの花言葉は「願望」
・サンリッチオレンジの花言葉は「未来をみつめて」
・少し小ぶりなサマーチャイルドの花言葉は「元気な子供」
・大輪の黄色のヒマワリの花言葉は「にせ金持ち」「憧れ」
しかし、ヒマワリというとやっぱり黄色の印象が強いので、黄色のヒマワリの花言葉=ヒマワリの一般的な花言葉(あなただけを見つめてる・愛慕など)でもいいと思います。
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紫色(赤色)のヒマワリの花言葉
花言葉は「悲哀」
赤っぽい紫色のヒマワリの花言葉は「悲哀」。明るく元気なイメージの黄色のヒマワリとは対象的な花言葉ですね。
白色のヒマワリの花言葉
花言葉は「ほどよき恋愛」
日本ではめずらしいのですが、花びらの白いヒマワリもあります。白いヒマワリの花言葉は「ほどよき恋愛」。黄色に比べると控えめな花言葉です。
【関連】白色の花の花言葉
日本と世界のヒマワリの花言葉のちがい
日本では「あなただけを見つめる・愛慕」の印象の強いヒマワリの花言葉ですが、世界に目を向けると、花言葉も変わってきます。
韓国でのヒマワリの花言葉は「待っててね」。
そして西洋では、ヒマワリに「偽りの富・にせ金貨」という花言葉があります。
その昔、ペルーではヒマワリは神聖な花とされており、太陽の神殿に仕える巫女は純金のヒマワリの冠を身につけていました。しかし、スペインが侵略した際に、ヒマワリの冠は奪われてしまったそうです。その歴史からヒマワリに「偽りの富」という花言葉がついたと言われています。
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